こんにちは。ついに、「南海ホークス」としての暗黒時代は翌1988年で終了します。チーム順位が浮上するわけではなく、「ダイエー」に身売りしてしまうからです。「ホークス」の暗黒時代はまだ続くのですが・・・1987年は「南海」の暗黒時代の中でも唯一上位を狙えたシーズンでした。8月終了時に2位阪急との差が1.5ゲーム、もしかすると?!というところまで行ったのに、最終的には日ハムにも抜かれ4位に沈むことに。
杉浦監督2年め、4年目の「佐々木誠」を「1番センター」、3年目の「湯上谷宏」を「2番セカンド」に起用しチームの若返りを成功させます。投手陣は、「藤本修二」が15勝、「井上祐二」が抑えに定着、ダブル山内、2年め西川もそこそこに活躍。

名球会入り!一挙2名!
この年、1987年には、南海の選手2人が名球会入りしました。この年から南海入りしたレジェンド「加藤英司」が5月7日、阪急戦「山田久志」からホームランで達成、この年限りで引退、通算2055安打、39歳でした。
もう一人が「門田博光」、8月26日「工藤公康」から達成、39歳、1992年引退時の通算安打2566本(イチロー・松井稼頭央・松井秀喜を含め7位)、通算本塁打567本(王・野村に次ぐ3位)。
スターティングメンバー
1 | 中 | 佐々木誠 | |
2 | 二 | 湯上谷宏 | 河埜敬之 |
3 | 右 | 山本和範 | |
4 | 指 | 門田博光 | |
5 | 一 | デビッド | |
6 | 左 | 山村善則 | |
7 | 三 | ハモンド | |
8 | 捕 | 吉田博之 | 香川伸行 |
9 | 遊 | 森脇浩司 | |
投 | 藤本修二 |

「西武ライオンズ」3年連続リーグ優勝、2年連続日本一。
この年の優勝チームは「西武ライオンズ」。広岡監督最終年から森監督の2年を合わせ3年連続のリーグ優勝、日本シリーズでは「読売」を4勝2敗で下し、2年連続の日本一を達成します。メンバーもスパースターがずらり、まさしく「ライオンズ黄金時代」到来です。
1 | 三 | 石毛宏典 | ベストナイン |
2 | 指 | 金森永時 | |
3 | 中 | 秋山幸二 | 43本塁打・ベストナイン |
4 | 一 | 清原和博 | |
5 | 右 | ブコビッチ | |
6 | 左 | 安部 理 | |
7 | 捕 | 伊東 勤 | ベストナイン |
8 | 遊 | 田辺徳雄 | |
9 | 二 | 笘篠誠治 | (辻発彦) |
投 | 東尾 修 | MVP | |
投 | 工藤公康 | ベストナイン |
※オフに大事件発生! 反社絡みの麻雀賭博容疑により、東尾が年間の出場停止と減俸2,500万円の処分を受ける。今だったら大変!もっと重い処分になったでしょう。
「おニャン子クラブ」解散の年でもありました。いよいよ翌年「南海ホークス」最終年、「阪急ブレーブス」もオリックスに身売りとなります。

それでは、また更新します。今回は以上です。