この年、セ・リーグ「読売」の年間観客数は約295万人、パ・リーグ、黄金時代の「阪急ブレーブス」の年間観客数は約59万人、5分の1ですね。ちなみに、「南海ホークス」は約64万人、どちらかというと、「南海」との差のほうが興味ありますが、強い阪急が南海より観客数が少ないのは「なんば駅」と「西宮北口駅」の立地の差なのでしょうか?
3年連続「日本一」。
上田利治監督4年め。中日とのトレードで島谷金二、稲葉光雄を獲得し、ますます層を厚くすることになります。後期は「ロッテ」が優勝、金田監督の下、有藤・リー・山崎、エース村田兆次とメンバーは十分揃っていました。しかし、投打の総合力は圧倒的に阪急が強かった、3年連続の日本一となります。
1977年、スターティングメンバー。
1 | 中 | 福本 豊 | 盗塁王、最多安打、ベストナイン | |
2 | 左 | 大熊忠義 | ||
3 | 一 | 加藤秀司 | 最高出塁率、ベストナイン | |
4 | 指 | 高井保弘 | ベストナイン | |
5 | 三 | 島谷金二 | ||
6 | 二 | マルカーノ | ベストナイン | |
7 | 右 | ウイリアムズ | ||
8 | 捕 | 中沢伸二 | ||
9 | 遊 | 大橋 譲 | ||
投 | 山田久志 | MVP、最優秀防御率、ベストナイン | ||
投 | 佐藤義則 | 新人王 | ||
投 | 稲葉光雄 | 最高勝率 |
世界の代打男。
「高井保弘」、通算代打本塁打27本の世界記録保持者です。この1977年からは長池徳士に代わり指名打者のレギュラーを獲得、ベストナインに選出されます。太めの体型から豪快な一発狙いのイメージがありましたが、バットコントロールに長けた巧打者、投手のクセを細かくメモにまとめて持ち歩いていたという研究家、伝説の職人でした。2019年12月74才でお亡くなりになってしまいました。

「野村克也」解任。
1977年、南海は監督兼任の野村を解任することになります。野村と同時に「江夏豊」「柏原純一」もチームを去り、いきなりの戦力ダウン、翌年から「南海ホークス暗黒時代」が始まります。
では、また更新します。
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