こんにちは。今回は1978年(昭和53年)11月のWBC、12月のWBAのライト級の世界ランキングです。 注目は、その統一チャンピオン「ロベルト・デュラン」。後の「黄金のミドル(中量級)のビッグ4」のひとりです。
【石の拳】「Hands of Stone(ハンズ・オブ・ストーン)」

パナマのスラム街で生まれ育ち、世界ボクシング界のレジェンドにまで昇りつめた英雄。ライト級時代の殺人的なハードパンチは「石の拳」と称され、2016年には、「Hands of Stone(ハンズ・オブ・ストーン)」のタイトルで映画化されています。
「ノーマス!(もうたくさんだ!)」
ライト級のタイトル返上後は、レナードに勝ちウエルター級のチャンピオンに!しかし、その再戦の8Rに発したとされる「ノーマス!(もうたくさんだ!)」という言葉はボクシングファンの語り継がれる「事件」として有名。レナードの足を使った逃げ回るような戦法にいらいらしたのか、大金の動くボクシングビジネスに嫌気がさしたのか、映画でも掘り下げられています。


ランキング表。ライト級(WBA、WBC)
WBA 1978.12 | ライト級 ~61.23kgまで |
Champion | ロベルト・デュラン (パナマ)⑫ |
1 | アルフレッド・ ピタルア (コロンビア) |
2 | ビロマール・ フェルナンデス (ドミニカ) |
3 | ジョニー・リラ (アメリカ) |
4 | エルネスト・エスパナ (ベネズエラ) |
5 | エドウィン・ビルエト (プエルトリコ) |
6 | クロード・ノーエル (イタリア) |
7 | モーリス・ワトキンス (アメリカ) |
8 | ジム・ワット (イギリス) |
9 | 呉 英鎬 (韓国) |
10 | ペドロ・アコスタ (パナマ) |
WBC 1978.11 | ライト級 ~61.23kgまで |
Champion | ロベルト・デュラン (パナマ)⑫ |
1 | アルフレッド・ ピタルア (コロンビア) |
2 | ジム・ワット (イギリス) |
3 | ビロマール・ フェルナンデス (ドミニカ) |
4 | アンディ・ガニガン (アメリカ) |
5 | モーリス・ワトキンス (アメリカ) |
6 | レニー・ブラックモア (ギアナ) |
7 | セルソ・エスメロ (フィリピン) |
8 | セノン・シルガド (コロンビア) |
9 | セバスチャン・ モスケラ (パナマ) |
10 | クロード・ノエル (トリニタードトバコ) |


黄金のミドル(中量級)
今回取り上げた「ロベルト・デュラン」、「シュガー・レイ・レナード」、「トーマス・ハーンズ」、そして、「マービン・ハグラー」の4人を1980年代、ヘビー級よりも人気のあった「黄金のミドル、ビッグ4」と呼ばれています。その中でもデュランはライト級から階級を上げていったため、(個人の見解)全盛期の体型と比べると太って、少し衰えた感を感じていました。
また更新します。今回は以上。
