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1980年代【黄金のミドル(中量級)】の周辺①「早熟の天才・ウイルフレド・ベニテス」前編

ボクシング
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1980年代のボクシングは、ヘビー級ではなく、中量級にスーパースターが集中し、【黄金のミドル】と呼ばれる最盛時代、中でも「ハグラー・デュラン・レナード・ハーンズ」の4人は「ビッグ4」と呼ばれる超スーパースターでした。今回の特集は、この「ビッグ4」ではなくその周辺について探っております。

1980年代【黄金のミドル(中量級)】の周辺について⓪

VSデュラン 引用 ボクシングマガジン

【ウイルフレド・ベニテス】「早熟の天才」17歳の世界チャンピオン。

ウイルフレド・ベニテスは、1958年9月12日生、プエルトリコ出身、4歳の時からボクシング未経験の父親の英才教育を受け、アマチュア戦績129戦123勝の実績を引っさげて1973年11月、15歳でプロデビュー後25戦無敗のまま、1976年3月6日にWBAジュニア・ウエルター級のタイトルを「17歳5か月」で獲得した史上最年少の世界チャンピオンです。なんと!高校生の世界チャンピオンです。

初挑戦の相手は、ベテラン「アントニオ・セルバンテス」

タイトル奪取の相手「アントニオ・セルバンテス」は、コロンビア出身、1972年に獲得したタイトルを10回防衛している30歳のベテラン。日本人ボクサーとも、1973年12月に5回目の防衛戦で「ライオン古山」、1974年10月に8度目の防衛戦として「門田恭明」と対戦、門田は8回もダウンを奪われたKO負でした。1975年9月ノンタイトル戦で後の「バトルホーク風間」とも対戦(6RTKO)、同時期にはひとつ下の階級のチャンピオン「ロベルト・デュラン」と比べられていた超一流の世界チャンピオンでした。

タイトル奪取後の「ベニテス」の戦績。

ボクシング選手名鑑 というサイトを参考にしました。ありがとうございます。)

1976年3月6日(17歳5か月)
WBA世界ジュニア・ウエルター級タイトルマッチ■王座獲得
○15R判定 VS アントニオ・セルバンテス(コロンビア)
10度防衛中の実力者チャンピオンに17歳で挑戦、試合前の掛け率は4対1で圧倒的にチャンピオン有利だったが、スピードで上回り僅差(2-1)の判定勝ち。
1976年5月31日(17歳8か月)
WBA世界ジュニア・ウエルター級■王座防衛①
〇15R判定 VS エミリアーノ・ビジャ(コロンビア)
1976年10月16日(18歳)
WBA世界ジュニア・ウエルター級タイトルマッチ■王座防衛②(のちに返上、剥奪?)
○3RTKO VS トニー・ペトロネッリ(アメリカ)

1977/02/02、1977/03/06、1977/06/02、1977/07/01 ノンタイトル戦4戦3勝1引分け。

1977年8月3日
NYSAC世界ジュニア・ウエルター級王座決定戦■王座獲得(のちに返上)
○15RTKO ライ・チャベス・ゲレーロ(ベネズエラ)
※NYSACとは?ニューヨーク州アスレチックコミッション

1977/11/18、1978/02/04、1978/12/08 ノンタイトル戦3戦3勝、デビュー後ここまで36戦35勝1引分け。

21歳で2階級制覇!

1979年1月14日
WBC世界ウエルター級タイトルマッチ■王座獲得(2階級制覇)
○15R判定 VS カルロス・パロミノ(メキシコ)

「カルロス・パロミノ」も7度防衛中の実力者、ボブ・アラムがプロモートする大人気ファイトになったようで、ファイトマネーはこのクラスでの史上最高額(チャンピオン46万5千、挑戦者9万ドル)だった。試合は疑惑の判定で2-1に分かれたが、チャンピオンも負けを認める文句なしのベニテスの勝利、2階級制覇となった。パロミノはこの年6月にデュランに敗退し引退。

1979年3月25日
WBC世界ウェルター級タイトルマッチ■王座防衛①
○15R判定 VS ハロルド・ウェストン(アメリカ)
※唯一の引分けの相手(1977.11.18)

プロ初黒星「シュガー・レイ・レナード」に敗れる。

プロデビュー後の初めての敗戦がレナード戦。オリンピック金メダリスト相手のビッグファイト前にもかかわらず「練習嫌い」のベニテスの準備期間はわずか10日間ほどだったとか・・・周囲から「天才」と呼ばれた慢心か?幼少期から父親に受けた英才教育への反発か?
「練習嫌い」でも勝ち続けてきた本物の天才が、この試合の相手「努力する天才」のスピードを前にして最終15ラウンドに力尽きてしまった。

1979年11月30日■WBC世界ウェルター級タイトルマッチ■王座陥落
●15RTKO シュガー・レイ・レナード(アメリカ)


レナード戦敗北後、1980/3/16、1980/08/01、1980/12/12 ノンタイトル戦3戦3勝。

3階級制覇!ジュニアミドル級タイトル奪取!

1981年5月23日(22歳8か月)
WBC世界ジュニアミドル級タイトルマッチ■王座獲得(3階級制覇!)
○12RKO モーリス・ホープ(イギリス)
1981年11月14日
WBC世界ジュニアミドル級タイトルマッチ■王座防衛①
○15R判定 VS カルロス・サントス(プエルトリコ)

前編はここまで、後編は、
ベニテス最後の世界戦、
VS「トーマス・ハーンズ」に続きます。

1980年代【黄金のミドル(中量級)】の周辺②「早熟の天才・ウイルフレド・ベニテス」後編

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