スポンサーリンク

1980年代「黄金のミドル(中量級)」の周辺。⑦軽量級のスーパーチャンピオン達「永遠のチャンピオン、サルバドル・サンチェス」

ボクシング
スポンサーリンク

1980年代のボクシングは、ヘビー級ではなく、中量級にスーパースターが集中し、【黄金のミドル】と呼ばれる最盛時代、中でも「ハグラー・デュラン・レナード・ハーンズ」の4人は「ビッグ4」と呼ばれる超スーパースターでした。今回の特集は、この「ビッグ4」ではなくその周辺について探っております。

1980年代【黄金のミドル(中量級)】の周辺⓪

チャンピオンのまま事故死、永遠のチャンピオン。

ボクシングマガジン

WBCフェザー級チャンピオンのタイトルを9度防衛中の「メキシコの英雄」、「サルバドル・サンチェス」は、1982年8月12日、愛車ポルシェを運転中の交通事故で23歳という若さで亡くなってしまった。
優し気でスマートな笑顔のイケメンという印象と裏腹、試合終盤まで続く激闘ぶりで人気が上昇、前年に1階級下のKOキング「ウイルフレド・ゴメス」の挑戦を8RKOで退け、強さと実力を認められ世界的なスターに昇り詰めていた。
ゴメスとの再戦、WBA同階級の「エウセビオ・ペドロサ」との統一戦やスーパースター「アレクシス・アルゲリョ」との対戦などのビッグファイトが噂され、その実現を期待されていたが、すべて幻となってしまった。
葬儀会場の教会とその周辺には1万人以上の群衆が集まったようです。

永遠のチャンプ、「大場政夫」との共通点。

日本人8人目の世界チャンピオン「大場政夫」もWBAフライ級のタイトルを5回防衛中の現役チャンピオンのまま、23歳、愛車シボレー・コルベットの運転中に交通事故死。
2人とも、現役の世界チャンピオン、23歳、愛車スポーツカーでの交通事故死。
共通点が語り継がれています。
【大場政夫】1949年10月生まれ、1970年にWBAフライ級タイトル獲得し5度防衛、1973年1月23歳で死去。通算成績38戦35勝2敗1引分け。当時のスーパースター。

タイトル獲得!「ダニーロペス」戦。

1980年2月2日(21歳)、WBCフェザー級タイトルを8度防衛中(7試合KO)のチャンピオン「ダニー・ロペス」に挑戦。
ハードパンチャーのチャンピオンに対し、フェイントやダッキングでパンチを外し、シャープで正確なパンチでポイントを積み上げる。クレバーでスピーディな戦いでチャンピオンは顔を腫らし流血、13RTKOでタイトルを奪取。

2人は6月にリターンマッチで再戦。前試合同様にサンチェスの圧倒的な攻めで14Rレフェリーストップで勝利。4月の防衛に続き、2度目の防衛に成功。すごい試合ペース。

「ウイルフレド・ゴメス」戦。

1980年代「黄金のミドル(中量級)」の周辺。⑥軽量級のスーパーチャンピオン達「KOキング、ウイルフレド・ゴメス」

1981年8月21日、サンチェス22歳、二階級制覇を狙うジュニアフェザー級の「ウイルフレド・ゴメス」の挑戦を受ける。
13回連続KO防衛中、35勝35KO勝ちのゴメスの戦績からプロの予想屋の判断は「ゴメス有利」。
サンチェスもここまで39勝1敗1引分け、タイトル防衛は5回、テクニックとハードパンチには定評。
試合は、スロースターターのサンチェスが初回から先制、左フックでゴメスからダウンを奪う。回復しないゴメスに対し、終始冷静なフットワークを駆使し攻め続ける展開。
7Rにやっとゴメスらしい動きで反撃しサンチェスもグラッとするが、次の8Rで攻め返し、連打でロープ際に追い込み、さらに連打のうえ右ストレートをゴメスのアゴに、レフェリーストップで6度目の防衛に成功、世界に実力をアピールした。
ゴメスの初黒星の相手は「サルバドル・サンチェス」でした。ゴメスの強さがサンチェスの強さを引き出したのかもしれません。

永遠のチャンピオン、通算成績。

46戦44勝(32KO)1敗1分。WBCフェザー級チャンピオン、防衛9回。
もう誰も彼に勝つことが出来ません。