
日本フェザー級チャンピオン「スパイダー根本」
我が地元「福島県いわき市」出身のプロボクサー「スパイダー根本」。昭和52年27歳の時に日本タイトルを獲得、世界タイトル2度挑戦し失敗、東洋太平洋タイトル挑戦も失敗(チャンピオン・ロイヤル小林)と華々しい戦歴でなないものの、日本タイトルを5年に渡り13回も防衛した立派なチャンピオンでありました。フェザー級にしては小柄な身長155cmでずんぐりむっくりと肩幅が広い体型で相手の懐に潜り込むというインファイトスタイルが、田舎の中学生の私にとっては正直「憧れの人」とはならず、どうしても「村田英次郎」みたいなスマートな選手を追いかけてしまったものでした。根本さん本当に申し訳ございませんでした。現在は、埼玉の川口で「スパイダー根本ボクシングジム」を開設、会長をされているようです。
江川事件。1978年11月21日「空白の1日」。

何故「江川卓」か?というと、ひとつは、この記事と時期があうこと、もうひとつが、あまり知られていませんが、「江川卓」の出身地って「スパイダー根本」と同じく「福島県いわき市」なんです。作新学院のイメージが強く、地元の私もピンと来ないのですが、誕生し幼少の頃の数年間はいわき市にいたようです。作新学院時代の甲子園では、「怪物」と称されていましたが、あの頃から数十年間ずっと、怪物的な選手を言っていると思っていましたが、耳が極端に大きく、マンガの「怪物くん」に似ているということだったのですね。びっくりです。
何故あれほど「巨人」にこだわったのか?
ここでは深く掘り下げることはしませんが、当時の野球界の状況では、そういうことを言う人がいても不思議ではないかなと思います。そして、あれだけの大騒ぎになったのは、江川の演出でもしてるかのようなあの憎たらしい表情のせいでしょう。
その後、「元木」とか「菅野」も野球浪人しましたね。元木は巨人に入ったおかげでタレントで成功、しかもヘッドコーチですって。ところで、江川さんは監督就任の可能性はあるのでしょうか?
今は、他球団の人気も爆発的にアップし、巨人の選手でなくても知名度も付くし、個々のキャラクターもしっかりと視聴者に伝わるようになっています。パ・リーグでも大スターになれるようになっています。プロ野球界も良くなりましたね。




フェザー級日本ランキング(1978.12月)
さて、ランキング表です。
JBC 1978.12 | フェザー級 ~57.15kgまで |
Champion | スパイダー根本 (草加有沢)③ |
1 | 吉田 秀三 (協栄・河合) |
2 | 松島 幸一 (三好) |
3 | 足立 茂義 (本多) |
4 | 青木 真一 (大阪・帝拳) |
5 | 樫 ケンオー (中村・小田原) |
6 | レオパルド鶴田 (三迫) |
7 | 友成 光 (新日本木村) |
8 | 岡橋 勲 (角海老) |
9 | 国重 謙司 (野口) |
10 | 夏山 嘉徳 (大阪・帝拳) |
後のJ・ライト級(現在のスーパーフェザー級)、ライト級の日本タイトルを獲得する「友成光」選手(7位)が注目です。
それでは、また更新します。今回は以上。


